ハイドロリリース注射とは？
ハイドロリリース注射とは、生理食塩水の注射で筋膜の癒着を剥がすもの。筋膜が原因の痛みやコリに有効とされています。
コリや痛みの部分、またはそれに関連する部分に注射して、癒着した筋膜を剥がすため、その場ですぐにコリや痛みが取れるのです。
エコーで深部の筋膜を観察しながら、注射するので筋膜がミルフィーユのようにはがれるのがリアルタイムで観察できます。
筋膜の癒着をはがして
引き攣れていた筋肉をゆるめる って感じですね。
筋膜って、全身タイツを想像すると分かりやすいのですが、どこかが癒着して硬くなっていると、そこから引っ張られるので他の部位の筋肉に負担がかかって、痛みやコリを発生させます。
筋膜の癒着が起きる原因は、内臓の炎症だったり、使い過ぎだったり、過去のケガだったり、様々なようです。
6年以上、首、肩、背中、腰の痛みと尋常じゃないコリに苦しむ私は、ネット検索で「ハイドロリリース注射」を発見してから、2日後には病院に行きました（笑）
今まで、鍼、中国鍼、整体、筋膜整体、カイロ、骨格矯正、トリガーポイント、サプリメント、漢方、ヨガなどなど。改善のために費やしたお金と時間は計り知れず...。
そのなかでも、筋膜アプローチは比較的えに改善した体感があったので、筋膜が原因の一つなんだろうな？と思っていたのです。
保険適用で筋膜の治療ができるなんて、行くしかない！
しかも生理食塩水なんてリスクないじゃないか！というわけで、さっそく近くの池袋にある病院に行ってまいりました。
ハイドロリリース注射を保険適用でやってみた感想
まず、保険適用でやるには生理食塩水に少し麻酔を混ぜなければならないようです。
が、しかし私の行った病院は「ほんとうは、麻酔混ぜないとダメなんだけどね。まあでも、生理食塩水だけでも大丈夫だから..」と若干濁し気味に話すドクター。
どうやら生理食塩水だけで注射している？
聞き直そうと思ったけどやめといた（笑）。
（私）うんうん、麻酔ない方がいい！良かった！（心の声）
そして病院によっては
レントゲンなどをとってからじゃないと
ハイドロリリース適用できるか判断しない
というところもあるようですが
こちらは問診のみ。
まあ、生理食塩水ですしね。
で、問診もそこそこに
先生「じゃ、エコーでみてみるから脱いで」
といわれ先生に背中を向けニットを脱ぐ。
首に脱ぎ途中のニットをぶら下げたまま
一緒にエコーモニターを観察。
「どこが一番つらいの？」
などど聞かれ
「菱形筋のあたりと 首と～...」
なにやら筋膜が厚い部分があるぞ？
と思ってモニターを見ていたら
先生いきなり
「じゃ、やりますよ～」
（ぇ？なにを？）
と思っている間に、注射を背中にプスッ。
（もう刺すんかい！ 早！）
モニターで鍼が侵入する様子を観察。
そんなに痛くないのに
針が見えるから怖いー（笑）
で、注入中は重ーい鈍痛が少し。想像していたより痛くない。
針も細くて大したことはない。でも関連する筋肉がツーンと痛む。
一発目は菱形筋(肩甲骨内側あたり）に注射したのですが
脇の下にまでズーンと筋肉の痛みが入りました。
（そんなに痛くないよ）
そのあとは、肩に刺して終了。
合計4か所に注射。
10か所くらいやってほしかったけど、どうやらダメらしい。
で、首にぶら下げたニットを着なおしていたら
（ん？なんか背中が軽い？）
ガチガチに固まった筋肉が
常に背中に張り付いていたのが
ふっとはがれたような感じで軽い！
「先生、なんだか背中が軽いデス」
「すぐよくなるんだよね。またやりたかったら2週間後にきてね」
といわれ、終了。
先生はなんていうか、クールでやる気ない感じ。
（随分 適当だな（笑））
持続期間は人それぞれだそう。注射による重痛いのも
15分くらいでなくなるとの説明を受ける。
しかし、私の場合はすぐになくなった。
そのあとに、血液凝固能と肝炎の検査をするといわれ
採血して終了。お会計は4000円位。
2回目からは注射のみになり1000円位になるそう。
安！
帰りは今までになく肩甲骨内側が軽い！
いっつも、硬っいなにかが背中に張り付いているような
バッキバキの背中なのに
注射をした周辺だけがとても軽い。
昔はこうだったんだよな～
戻りたいな～...
そして10日たった今も
効果が持続しています。
きっと筋肉に老廃物がたまると
血流がわるくなって戻ってきちゃうんじゃないかな？
と思うのでストレッチしたりちゃんと寝るように
気を付けています。
私の場合、コリの範囲が広いから
時間がかかるけど、整体いくよりも
安いし即効性があるのでまたリピートしようと
心に決めたのでした。
慢性痛に悩んでいる方は
一度試してみる価値ありですよ！
